こんにちは、わたやんです!
今回は梅雨に入ったということで、そちらにゆかりのある梅干しについてシリーズにして書いてまいります!
今回は梅の歴史に関して書いてまいりたいと思います!
梅干しの効能に関する記事はこちらから
↓
目次
梅とは非常に日本の歴史あるスーパーフードです。
中国から入ってきた梅という食品
梅の起源
梅は実は中国からの輸入されたという説があります。
中国では漢方薬として使用された記録があり、古事記が成立(712年)する二百年余り前の「斉民要術」に梅の塩漬けが記録されています。(詳しくは後に記載しております)
薬用として梅干しは活躍していましたが、いつしか梅干しとして食用になることが多くなり、現在では梅酒や梅ジャム・梅エキスなど、梅製品が数々生まれてきました。
紀州梅栽培の始まり
和歌山県では、江戸時代、紀州藩田辺領下において農民がやせ地は免租地となることから、そこに梅を栽培したことが本格的な梅栽培の始まりと言われています。
また、田辺領(城代家老 安藤直次)がやせ地を利用した梅の栽培を奨励し、保護政策をとったため、田辺、南部地方を中心に広がったとも伝えられています。
江戸時代中期には、江戸への紀州の木材、木炭、みかんとともに梅干しが送られていましたが、そのころの梅は「やぶ梅」と言われ、現在栽培されているものとは比較にならないほど品質は劣っていました。
明治初年頃から梅干製造業者も出現し、明治10年代にはコレラ、赤痢などの流行があったこと等から梅干しの需要が多くなっています。
栽培面積の増加(雑学)
梅の栽培が急激に増加したのは、明治40年以降です。これは、日清・日露戦争による軍用食としての梅干し需要の増加によるものでありました。また、第二次世界大戦中にも奨励されたこともあり、生産量が急増したものの、第二次世界大戦末期から昭和22年頃までは、食糧難のため、梅の木を伐採してサツマイモ等を栽培したことから、梅の栽培面積が著しく減少しています。戦後、社会経済の復興とともに、果実類の需要も増加し、梅の栽培も昭和30年代以降は急速に伸びています。
梅の実の生菓子
『貞丈雑記』には「菓子は、むし菓子や干菓子のことではなくて、果物を菓子という」と書かれています。また『和名抄』にも梅は木の実・果物に分類され、奈良時代の人々は、桃やびわ、なしなどと共に梅を生菓子として食べていました。
『医心方』のこと
日本最古の医学書『医心方』は、平安中期の医師、丹波康頼(たんばのやすより)が984(永観2)年に著したもので、六朝・隋・唐時代の中国や朝鮮の医薬書から引用した医学全般にわたって説かれた本です。
この文献の中に「梅干」の効用がとりあげられています。
鎌倉時代の梅干
武家社会のもてなしは「椀飯(おうばん)」と呼ばれ、クラゲ・打ちアワビなどに、梅干しや酢・塩が添えられたご馳走でした。兵士の出陣や凱旋の時に縁起がいい食物として、また、禅宗の僧は茶菓子として、梅干を用いました。
※「椀飯ぶるまい」はここからできた言葉で、その後「大盤振る舞い」という言葉に変わったそうです。
戦国時代の梅干
江戸時代に著された「雑兵物語」には、戦に明け暮れる武士は、食料袋に「梅干丸」を常に携帯していたと書かれています。
梅干の果肉と米の粉、氷砂糖の粉末を練ったもので、激しい戦闘や長い行軍での息切れを調えたり、生水を飲んだときの殺菌用にと大いに役立ちました。また、梅干しの酸っぱさを思い、口にたまるツバで喉の渇きを癒したそうです。
紀州の梅干
江戸庶民の梅干を食べる習慣が、全国に広がるにつれ、梅干しの需要はますます多くなりました。
特に、紀州の梅干は「田辺印」として評判を呼び、田辺・南部周辺の梅が樽詰めされ、江戸に向け、田辺港から盛んに出荷されました。
江戸時代の梅干
一部の人しか食べられていなかった梅干も、江戸時代になると庶民の過程にも登場するようになります。
江戸では大晦日や節分の夜、梅干に熱いお茶をそそいだ「福茶」を飲み、正月には黒豆と梅干のおせつ「喰い積み」を祝儀ものとして食べました。
明治医大の伝染病
明治11年、和歌山でコレラが発生し、翌年にかけ1768人の死者が出ました。
このとき、梅干の殺菌力が見直され需要が急増します。
また日清戦争の頃、軍医の築田多吉(つきだたきち)が、外地で伝染病にかかった兵士に梅肉エキスを与えて完治させ、梅干の薬効を実践しました。
今回はこちらのサイトを主に引用させていただきました。
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参考資料
オリーブオイルをひとまわし 実は奥深い!?梅干しの歴史は飛鳥時代から徹底解説
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